sandscape / Kuroda Takeshi
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「言葉の音楽/文字のオルゴール」(インタラクティブ・メディアアート)
2001
(from ko・to・no・ha)
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(from ko・to・no・ha)

「ko・to・no・ha」について
 最初のイメージは、世界の終わりに、たくさんの言葉のカケラがゆっくりと降って来るというモノでした。それはこれまでに語られた全ての言葉が空気中に漂っていて、それが世界の最後の日にもう一度言葉のカタチをを取り戻し、雪や、落ち葉や、砂のように、ゆっくりと降り積もるというモノでした。
  それらはやがて言葉の化石となり、もっと遙かな未来それらのプレートが発掘される。といったコトを作品にしようと思ったわけです。  今まで“Planned Sand Scape”シリーズで「モノが壊れていくという事」「全ての物質が持っているであろう記憶や気配」を様々なカタチで提出してきましたが、今回は『コトノハ』と言う言葉をモチーフに、「言葉・文字・記号」といった、僕らがコミュニケーションや記録の為にもちいているモノが、いかにあやふやで壊れやすいモノなのか?  また「言葉」と「世界」との関係性とは? といった事の考察と、その解体と再構築を試みたモノです。
 「コトノハ」・「コト」・「ハ」には以下の様な意味があり、作品造りの上でイメージを広げる為のキーワードとなったので、ここに並記しておきます。


言の葉【ko・to・no・ha】=言葉、人間が思想・感情を他に伝えるために用いる音声や、それを記した文字。言語。

言の破【ko・to・no・ha】=言葉の断片、破片。

言【ko・to】=こと。ことば。語句。文句。 ものをいうこと。

事【ko・to】=頭の中で考えるもので、形や位置といった明確なものがなく、はっきりつかめないときに使う語。現象の内容を考えず、生成・存在だけを問題にするときに使う語。言と同語源。

異【ko・to】=ほか。別。余。

玻【ha】=水晶、ガラス。

端【ha】=些末な出来事、物事の最後。

巴【ha】=うずまき、螺旋状のもの。

羽【ha】=はね、つばさ。

波【ha】=なみ、振動が伝わる現象。